Restaurant Allen
ソウル・江南、テヘラン路の躍動を抜けてCenter Field EASTへ足を踏み入れると、ミシュラン2つ星のレストランRestaurant Allenには街の速度とは異なる、静かで澄んだ時間が流れていた。


韓国の季節、土地の記憶、そして素材の輪郭を、静かな緊張感のなかで一皿へと結晶させる時間。
ガラス越しに見える厨房の秩序だった動きと吟味されたテーブルウェア。
シェフ、アレン・ソの感性が、軽やかなフレンチのタッチをまとったコンテンポラリー料理に表れている。




甲イカの繊細な甘みに、初夏のとうもろこしの瑞々しさが重なる。喉を通っていく軽やかさが爽やかで心地よい。




雲丹のコク、キャビアの塩気、そしてフォアグラの濃密さ。


複数の海の恵みを少しずつ味わえる、季節を感じる一皿。


自家製の焼きたてパンに自家製のバター。
シンプルだけれどコースの中でも印象に残る美味しさ。


みずみずしいアスパラガスに、青唐辛子の葉のほのかな青さと辛み。オレンジのサバイヨンが全体を軽い酸味でまとめてくれる。


皮目香ばしく焼き上げた白身魚に、とろりとした茄子を合わせて。


甘みのあるロブスターを、グリーンピースの瑞々しさと新にんにくの柔らかな香りが引き立てる。


シンプルながら、セルタスの清涼感でさっぱりといただけた地鶏の一皿。


香ばしく焼き上げた仔羊は香りが際立ち、いんげん豆とズッキーニの青々しさが脂の重みを軽くしてくれていた。
(私でウェルダン焼いていただいています。)


チーズのやわらかな泡と、よもぎ餅の素朴な香り。
意外な組み合わせが、韓国とフレンチを綺麗に融合させていた。


爽やかな酸味で、食事の締めくくりに心地よい一皿のレモンソルベ。


4種のプティフールも美味しかった。


5種類の茶葉から選ぶ食後のお茶。
香り豊かで幸せな瞬間だった。




食材の産地と季節性を視覚的に示すソーシングマップを渡され、料理の中心にあるのは韓国のローカルな旬素材への深い敬意だと感じた。


江南という都市の真っ只中にありながらも
喧騒から切り離されたような静けさがあり、
そして、最後の一瞬までトーンを乱さない統一感のあるレストランだった。
Information
Restaurant Allen
서울특별시 강남구 테헤란로 231 EAST 2층 E205호









